Lenovo Legion 550Pi実機レビュー|i7-10750H+RTX2060搭載の15万円ゲーミングノート

Lenovo Legion 550Pi実機レビュー|i7-10750H+RTX2060搭載の15万円ゲーミングノート

LenovoのゲーミングPCブランド「LEGION」より、15.6型のゲーミングノート「Lenovo Legion 550pi」をレビューします。

今回は、レノボ・ジャパンさんからサンプル機をお借りし、実機にて検証を行いました。

2022年現在は型落ちとなってしまっているモデルですが、果たして今買っても後悔しないのか?実際に試してみようと思います。

  • 予算15万円程度のゲーミングノートPCを探している
  • 予算内でどんな仕様のモデルを買えばいいのかわからない
  • ちょっと古めのゲーミングノートって安いけど大丈夫なの?
  • Lenovoのゲーミングノートについて知りたい
ふぁいりん

こんな方はぜひお読みくださいね

目次

Lenovo Legion 550piの特長

今回レノボさんからお借りしたのはモデル番号「82AW003CJP」という構成。WEB限定モデルで、2022年6月現在、実売価格15万円ほどで購入可能です。

2020年5月の発売当初は27万円した構成ですので、実に45%OFFという大変お買い得なモデルとなっています。

ただし、製品在庫は流動的なため、製品の仕様や価格は常に変わっています。ご購入の際は公式オンラインショップで最新情報をご確認ください。

Legion 550pi|レノボオンラインショップ

モデルLenovo Legion 550Pi(82AW003CJP)
CPUインテル® Core™ i7-10750H (2.60 GHz up to 5.00 GHz)
OSWindows 10 Home 64bit
ディスプレイ15.6″ FHD IPS 光沢なし LEDバックライト 1920×1080 144Hz
メモリ16 GB DDR4 2933MHz (2 x 8 GB SODIMM)
ストレージ1 TB SSD, M.2 PCIe-NVMe
グラフィックスNVIDIA® GeForce® RTX™ 2060 6GB GDDR6
最大消費電力230W
内蔵カメラなし
指紋センサーなし
キーボードホワイトバックライト付キーボード 日本語
ワイヤレスWi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
サイズ(W×D×H)約 363.1×259.6×23.6mm
本体質量約 2.3kg
MicroSoft Officeなし
発表日2020年5月27日

主なスペックは上記の通り。CPUは第10世代インテル Core i7 10750H、GPUはNVIDIA GeForce RTX 2060、15.6型のIPS液晶はリフレッシュレート144Hzという構成です。

わいりん

2年前ですでにWi-Fi6対応なのも何気にポイント高し

「Core i7+RTX」という組み合わせはなかなか悪くない印象ですが、2022年の今では「2世代前」の構成。今でも通用するのかが少し気になるところです。

ということでこのLegeion 550pi。ざっくりこんな方におすすめできそうです。

  • 予算15万円でコスパのいいゲーミングノートを探している
  • 必ずしも最新スペックにはこだわらない
  • コスパ重視で選びたいが造りの良いものがいい
  • オンラインミーティングはしない
ふぁいりん

ふーん。でも何で?

そのあたりの理由も含め、これからレビューしていきたいと思います。

Lenovo Legion 550piのフォトレビュー 

まず、Lenovo Legion 550piの外観からレビューします。

本体デザイン

Legion 550pi 斜め後ろ

ゲーミングノートらしいシャープな形状。「アイアングレー」と命名されたボディカラーは、ややブルーがかったグレーのメタリック塗装が施されています。

カバー中央とディスプレイのヒンジ部分には「LEGION」のブランドマーク。カバー部のマークは電源に連動して光るしくみです。

ディスプレイ

Legion 550pi正面

15,6インチのFHD(1,920×1,080px)、IPSディスプレイを採用しているので横から見ても暗くなりにくいきれいな映りです。

リフレッシュレートは144Hz。速い動きにも追従する一方、過度に高すぎないバランスの良さを感じます。価格を考えるとお得感の高いディスプレイと言えます。

Legion 550pi フルオープン

ディスプレイは180°開くので、他の人との画面共有に便利です。

キーボード

Legion 550pi キーボード

キーボードにはテンキーを装備。テンキーはゲームをする上では不要といえますが、このクラスのノートPCを購入される方は普段使いのメイン機として考えている場合も多いので、あったほうが便利かもしれませんね。

テンキー部分はキーピッチが狭くなっている設計で、その分使用頻度の高いメインキーのピッチを十分確保しています。テンキー装備の影響は少ないと考えていいでしょう。

ただ、Enterキー周辺のいくつかのキーもコンパクトさ優先で統合されています(写真赤枠内参照)。「¥」キーが特に小さいので気にされる方もいらっしゃるかもしれませんが、レビュー時には操作面での影響は感じませんでした。

キーボードバックライトはホワイト。ゲーミングノートらしいカラーのド派手なイルミネーションは装備されていません。

マルチメディア

Legion 550piにはWebカメラが装備されていません。ZoomやTeamsなどのビデオ通話ソフトを使う場合は、別途Webカメラの準備が必要です。

わいりん

カメラないからテレワークには不向きかも

マイクとスピーカーは装備されています。特にスピーカーはHARMAN社監修。動画や音楽再生でもクリアな音質で楽しめます。

ただしゲーム中はファンが回り続けるため、できればヘッドホンの利用をおすすめします。

インターフェース

左右にUSB3.0(左側のみPowered USB対応)ポートがひとつずつ。あとは背面中央に集中して装備されています。

背面ポートによって本体を壁面に近づけて置けないことがデメリットとして感じるかもしれませんが、ポートの左右には大きな排熱口が装備されています。効率的に排熱を行うためのスペースを確保する意味でも、配線類をごちゃごちゃ見せないという意味でも、背面にポートをまとめたのはカシコイ設計と言えます。

Legion 550pi 左側面

左側面: USB3.0 (Powered USB対応)、マイク/ヘッドホンジャック

Legion 550pi 右側面

右側面:USB3.0

Legion 550pi 背面

背面:左から有線LAN(RJ-45)、USB-C、USB3.0×2、HDMI、電源ソケット、セキュリティロック

エアフロー(排熱設計)

legion550piエアフロー

背面ポートのところでも少し触れましたが、Legion 550piのエアフロー(排熱設計)はよく考えられています。

発熱量の大きいGPUを積極的に冷やすために、本体の下から吸気して側面後方、および背面左右の排気口から排熱。

少し手前にセットされたディスプレイが「壁」となり、プレイヤー側に熱が伝わらないように設計されています。

わいりん

本体下に吸気口があるから、毛足の長いマットとか下に敷いちゃだめよ

実際2時間ほど使用しても、ディスプレイの裏側の空間はそこそこ温かい空気で満たされているものの、手前側は特に暑さを感じることはありませんでした。

特に左手側「WASDキー」周辺には熱が伝わらないような設計上の配慮も感じられました。

このあたりの緻密な設計はさすが大手メーカーといったところです。

サーマル・モード

Legion 550piには「Lenovo Vantage」という管理ツールがインストールされています。

その中の「サーマル・モード」の設定で、パフォーマンスと電力消費をコントロールできます。

通常はバランスモードが設定されていますが、効率重視の「パフォーマンス・モード」と省電力性重視の「静音モード」をマニュアル操作で切り替えることができます。

パフォーマンス・モード

切り替えはLenovo Vantage画面上だけでなく「Fn + Q」のキー操作でも可能。モードを切り替えると電源ボタンの色が変わります。

2世代前のCPU/GPUは使える?

これから、Lenovo Legion 550piの性能面について検証します。

今回レビューするLegion 550piは、第10世代インテル Core i7 10750HにNVIDIA GeForce RTX 2060という構成。現在販売されているゲーミングノートの中では比較的古い世代のパーツを使っています。

そこで、海外サイトのベンチマークデータを参照して、現在販売されているパーツと性能比較してみます。

CPU比較(PassMark)

CPUベンチマーク(PassMark)
Intel Core i7 12700H
27419
Intel Core i5 12500H
23516
AMD Ryzen 7 5800H
21420
Intel Core i7  11800H
21281
AMD Ryzen 7 4800H
19013
AMD Ryzen 5 5600H
17182
Intel Core i5 11400H
16084
AMD Ryzen 5 4600H
14724
Intel Core i7 10750H
12324
Intel Core i5 10300H
8666

CPUベンチマークとして有名な“PassMark”の数値を比較します。スコアの高い順に並べたところ、第10世代のi7はかなり下の方に位置してしまいました。

特にインテルCore iシリーズは世代ごとの性能アップが著しく、最新のi5は前世代のi7より高いスコアを出してるのがわかります。

GPU比較(3D Mark TimeSpy)

GPUベンチマーク(3D Mark TimeSpy)
NVIDIA GeForce RTX3080
10836
NVIDIA GeForce RTX 2080
9854
NVIDIA GeForce RTX3070
9738
NVIDIA GeForce RTX 3060
8068.5
NVIDIA GeForce RTX 2070
7738
NVIDIA GeForce RTX 2060
6141
NVIDIA GeForce GTX 1660Ti
5659
NVIDIA GeForce RTX 3050Ti
5240
NVIDIA GeForce RTX 3050
4844
NVIDIA GeForce GTX 1650
3488

GPUのベンチマークは“3D Mark Time Spy”のスコアを参照しました。負荷の高いテストなので性能差が数値に大きく影響します。

ここでは世代の新しさよりもモデルごとの性能差が大きいことが分かります。RTX3050よりも2060の方が遥かにスコアがいいですね。

「CPU<GPU」で選ぶのが正解

CPUもGPUも、新しくて性能が良いものの方がいいのは当たり前ですが、購入するにあたっては予算というものがあります。限られた予算の中で最良の選択をするには、どこに予算をかけるべきかを考える必要があります。

ゲーミングノートの場合、CPUに比べGPUの負荷が圧倒的に高いことから、CPUよりもGPUに比重を置いた予算配分が良いとされています。

たとえ最新のCPUで高速演算ができても、それを映像として出力できなければ意味がありませんからね。

予算が限られる場合、CPUの計算能力には多少目をつぶってでも、GPUの描画能力を重視するのが正解。

そういった点で考えると、今回レビューしているLegion 550piの「第10世代i7+RTX2060」という構成は、なかなかバランスの良い「いい線いっている」構成と言って良いかと思います。

Lenovo Legion 550piの実機ベンチマーク検証

構成としてのバランスは良さそうですが、実際にはどうでしょうか?

せっかく実機をお借りしたので、いくつかのベンチマークテストをかけてみました。

Cinebench R23

Cinebenchは、独MAXSON社が無償配布しているベンチマークソフトです。3DCG描写を含む複雑な演算をCPUのみで行うテストで、CPUの性能のみを測れるベンチマークとして広く利用されています。

R23はその最新バージョン、最近のマルチコアCPU(ひとつのCPUに複数のコアを持ち複雑な演算を同時に行える)のシングルコアとマルチコアのテスト結果、そしてその差が何倍になるかを示すMP Ratio(MPレシオ)が計測できます。

下記のサイトでは主要CPUのCinebench R23スコアが公開されています。

NANOREVIEW.NET

Cinebench R23 実測値

  • CPU(Multi Core) :7121pts
  • CPU(Single Core) :1162pts
  • MP Ratio 6.13 x

実機計測した結果、公開スコアとほぼ近い数値が出ました。MP Ratioも6コアで6倍強と、PCのCPUとしてはかなり優秀です。

3D Mark 

「3DMark」はハイエンドPCからタブレットPCまで利用できる定番3Dベンチマークソフトです。DirectX 12を利用したベンチマーク「Time Spy」や、DirectX 10/11レベルのベンチマーク「Fire Strike 」「Night Raid」をテストできます。

Legion 550piに実装されている「サーマル・モード」にて、「パフォーマンス・モード」と「バランス・モード」でどのくらいの差が出るのかも検証してみました。

TimeSpy 実測値

  • パフォーマンス・モード:6562
  • バランス・モード:6105

Fire Strike 実測値

  • パフォーマンス・モード:15223
  • バランス・モード:14403

Night Raid 実測値

  • パフォーマンス・モード:41645
  • バランス・モード:37633

各テストとも、バランス・モード時よりもパフォーマンス・モードを選択した時の方がスコアが伸びました。

ゲームを快適に楽しむには、「サーマル・モード」は積極的に変えた方がいいでしょう。

PSO2 ニュージェネシス

セガの人気ゲーム「ファンタシースターオンライン2(PSO2)New Genesis」のベンチマークをテストしてみました。

PSO2 ニュージネシスは、2021年に大型アップデートでグラフィックエンジンが新しくなり、全く新しいゲームとして生まれ変わりました。それに伴い、キャラクタークリエイト機能も楽しめるベンチマークテストが無料公開されています。

PSO2 Nwe Genesis 実測値

  • フルHD(6 ウルトラ):15554
  • フルHD(5 スーパー):16278

かなり負荷のかかるベンチテストですが、解像度をフルHDに設定したところ、かなり快適に動きました。

スコア10000点以上で「快適」と言われているので、かなり優秀な数字です。

FF XIV

スクエアエニックスの超人気ゲーム「ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ」のベンチマークを試しました。

FF XIV 実測値

  • 最高画質:14676(とても快適)
  • 高品質(Desktop):15676(非常に快適)

FFXIVのベンチマークは比較的軽いので、まったく動作に問題はありませんでした。最高画質でも快適にプレイ可能です。

FF XV

ファイナルファンタジーXVのベンチマークはXIVに比べてかなり重いため、要求スペックが高くなっています。

FF XV 実測値

  • 高品質(FHD) :6790(快適)
  • 標準品質(FHD) :8721(快適)
  • 軽量品質(FHD) :11335(とても快適)

高品質(FHD) でも「快適」なスコアがでました。動作がカクつくようなら画質を落とすことでより快適にプレイできます。


このように、各種ベンチマーク結果によると、Legion 550piは2年前のスペックではありますが、当時30万円近くした機種ということもあり、良好な結果が出ていました。

まとめ|Lenovo Legion 550piはどんな人におすすめ?

LenovoのゲーミングノートPC「Legion 550pi」を実機レビューしました。

  • 第10世代Core i7にRTX2060搭載
  • 15.6型IPS液晶ディスプレイはリフレッシュモード144Hz
  • Wi-Fi6対応
  • 各種ベンチマーク結果は15万円クラスとして今でも優秀
  • Webカメラは非搭載

レビューした印象としてはかなり好感触なPC。こんな方におすすめできそうです。

  • 予算15万円でコスパのいいゲーミングノートを探している
  • 必ずしも最新スペックにはこだわらない
  • コスパ重視で選びたいが造りの良いものがいい
  • オンラインミーティングはしない

これらの条件に合致する方なら、きっと気に入っていただけるでしょう。

もし気に入らないのであれば、この機種を基準としてお好みの構成を考えてみてください。

当サイトでは、「予算10〜15万円のゲーミングノート」という記事をほぼ毎月更新中です。

この記事が、みなさんのゲーミングノート選びの参考になれば幸いです。

Lenovo Legion 550Pi実機レビュー|i7-10750H+RTX2060搭載の15万円ゲーミングノート

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